ベリリウム銅が持っている性質や使われている物質について

ベリリウム銅が持っている性質や使われている物質について

ベリリウム銅のばねとしての性質について

金属加工をする

ベリリウム銅といえば、ばね性能に優れ、その特性を用いた製品への転用が盛んな金属材料ですが、落ち着いてよくよく考えてみれば、金属のような硬い物質がばね性能を持つだなんて甚だ不思議ではないでしょうか。ベリリウム銅がばねのように縮んだり、あるいは元の長さに戻ったりする裏側では、一体どのようなことが起こっているのか、そこには目には見えないナノレベルの化学現象が潜んでいるのです。一度超高温で加熱したベリリウム銅を冷却し、力を加えるとバネのように縮みますが、これをまた元の高温の状態に晒すことで、再び同じ長さにまで戻るという実感があります。この時、合金であるベリリウム銅には、化合物の結晶構造が変化するというナノレベルの変化が起きています。ばねが縮んでいる時には結晶は密に集合し合い、熱が加わって再びばねが伸びる時には、結晶の化合物がバラバラになって解き放たれているといったようなイメージです。一見すると硬くて変形しようもないように思われるベリリウム銅のような金属材料でも、ナノレベルの単位で見てみればそれは原子の集合体であり、それらが織りなす結晶構造に変化が生じることによって、伸びたり縮んだりして見えるというわけです。ベリリウム銅のばね性能も、不思議で奥深いサイエンスの世界の一端であると言えるでしょう。

ベリリウム銅は世界の果てまで進出している金属材料

人類の叡智は今や世界の隅々にまで及び、およそ人の手が入らない場所などというものは見つける方が難しくなってきました。未開の地や、人のいない無人島にまで、何らかの人工物が見出されるぐらいです。そして、金属材料の中にも、日常生活からは程遠い遥か果ての世界にまで進出しているものがあります。それが、ベリリウム銅と呼ばれる金属材料です。ベリリウム銅は数ある金属材料のなかでも特に優れた強度を持っていることで知られています。それは単純な硬さという物理的な強さだけではなく、耐食性や防爆性に優れ、高い伝導率も誇るという、化学的な意味での強さも併せ持っているのです。そんなベリリウム銅は非常に過酷な環境下においても十分に耐え得るタフな存在として頼られ、海底ケーブルに用いられて遥か深海の暗黒の世界で役割を果たしていたり、あるいは宇宙空間において時空の彼方から地球を見守りながら努めを果たしてくれているのです。そんな最果ての地においても活躍を遂げるベリリウム銅ですが、逆に驚くほど身近なところでも用いられています。もしかしたら自室のドアのドアノブにも、ベリリウム銅が使われているかもしれません。ドアノブから宇宙や海底まで、ベリリウム銅の守備範囲の広さを考えると、なんだかワクワクしてきそうです。

ベリリウム銅は様々な素材に使われる万能金属材料

皆さんはベリリウム銅という金属材料を知っていますでしょうか。ほとんどの方は名前を聞いてもわからないかもしれませんが、実は様々なものに使われている万能な金属素材なのです。ベリリウム銅の特性に電気伝導度が高いと言う特性があります。その特性を生かし、電気のコネクタや、電池の接触部に使用されています。またベリリウム銅は、銅をベースとした合金の中では強度が一番高いため、ばねやロードセルなどの力が繰り返しかかっても形状を保たなければならない部品によく使用されています。ベリリウム銅は火花も出さなく、非磁性でもあるため、爆発などの危険性のある環境下でも使用できる防爆工具などにも使用されています。意外なところでは高級なタンバリンやトライアングルにも使用されている事です。きれいな音と強い共鳴性があり、他の金属では無い特徴の共鳴が続く限り音程や音色が変わらないという特徴がありしばしば用いられます。極低温下での強度と熱伝導のよさを利用して、希釈冷凍機などにも利用されます。過去にはゴルフクラブのも使用されていましたが、コストなどの問題で現在はほとんど作られなくなっていますが中古市場では今なお高い需要を見せていて品質の高さが伺えます。様々な物に使用されているまさに万能素材とも言えるベリリウム銅に大注目です。

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  • 並んだバネ

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